さまざまな活動に応じて、ポイントが増え、ランクアップしていきます。チャレンジャー以上のランクの方には、毎月数名に抽選でAOKIからのビジネスファッション応援アイテムをプレゼント!さらにパートナーアンバサダーに選ばれた方には、特別な企画への参加にご招待いたします!
-
あなたをAOKIのいちパートナーとして1年間認定します。これからのビジネスファッションをAOKIと一緒に創っていきましょう!
-
あなたは立派なビジネスファッションマスター!身の周りに悩んでいる方がいたら、これまで学んだことをどんどん教えてあげてください!
-
ビジネスファッションもこなれてきたあなた。ぜひ周りの方を巻き込んで、ビジネスファッションの楽しみ方を広げてください!
-
基本のビジネスファッションはOK!いつもとはちょっと違うファッションにもチャレンジしてみましょう!
-
最初は誰でも初心者。一緒にビジネスファッションを学んでいきましょう!
※特典内容は変更する場合がございます。
SNS投稿する場合のご注意
ポイント付与対象は、「ビジネスファッション応援プロジェクト」の登録フォームやマイページで連携した、TwitterまたはInstagramアカウントにて投稿いただいたもの、かつハッシュタグ「#ビジネスファッション応援プロジェクト」が含まれる投稿のみです。
ポイントの反映には、投稿後数日かかる場合があります。※お一人様で複数のソーシャルメディアアカウントをお持ちで、それぞれに投稿した場合も、1日に獲得できるポイントは最大8ポイントです。
システム等を利用した自動投稿については、ポイント付与およびランクアップを無効とする場合がございます。
長きにわたってビジネスファッションを考え続けたAOKIがいま「パジャマスーツ」を提案する理由
パジャマのような心地よい着心地でありながら、スーツのようなきちんと感を兼ね備えた株式会社AOKIの新商品”パジャマスーツ”。新型コロナウイルスの影響によりリモートワーク化が進む今「自宅でくつろぎながらも、仕事の時はきちんとしていたい」というニーズに応える商品として国内外で注目を集めています。
ビジネスファッションの世界に一石を投じる、パジャマスーツはどのようにして誕生したのか。株式会社AOKIの取締役 商品副本部長の水谷修さんにお伺いしました。
※この記事は2021年掲載の記事となります
※文中の役職は当時のものとなります
1.開発のきっかけは働き方改革によるビジネスファッションの変化
「実はコロナ禍になる前からパジャマスーツのような着用シーンを選ばないウェアの構想はありました」と冒頭から驚きの言葉が。水谷さんはコロナ禍が訪れる以前、働き方改革が推進され始めていた時からビジネスとカジュアルの垣根をこえたウェアの必要性を感じていたと言います。
「働き方改革が叫ばれるようになってから、服装規定をスーツではなくビジネスカジュアルにする企業が増えました。その際にいくつかの企業を訪問させて頂いたのですが、働く社員の中には服装が自由になることへの戸惑いをおぼえる方が多くいることを知りました。年代によっても、ビジネスカジュアルのとらえ方は違っていましたし、3分の1ほどの方は服装が自由になってもスーツで出勤されていました。
また、『服装は自由ですよ』と言いながらも『お客様がお見えになる時は”きちんとした服装”をしましょうね』という企業からの注意もあり、服装がどっちつかずな状態になっていることがとても多かったです」
そう言った方々の声を直接聞いた水谷さんは、ビジネスウェアのAOKIとして一つの方向性を示す必要があると考えたそうです。そんな中、コロナ禍が訪れ働き方はさらに大きく変化しました。
「コロナの時代を経て、今後ビジネスファッションの変化には4つの社会的背景が関係していくと思っています。1つ目はアフターコロナの生活変容。2つ目は服装の自由化の加速、3つ目は地球温暖化による異常気象の増加、4つ目はSDGs。これらの4つの社会的背景に対応していくために最初に誕生したのがパジャマスーツでした」
2.性別・年齢問わず全ての人がどんな時でもフォーマルに着られる服を目指した
「まずはジェンダーレスに男性でも女性でも着られるようなシンプルなデザインを目指しました。その次にエイジレス。20代の若者から高齢の方まで幅広い年代の方が着ても、違和感のないデザインや素材選びにこだわりました。また、ゆったりめのファッショントレンドを取り入れどのシーズンでも着られるよう商品開発をしました」
社会の変化によって、変わりゆくビジネスファッションに対応するためにうまれたパジャマスーツ。リモートワークが増えている現在”パジャマ以上おしゃれ着未満”のアイテムとして注目されています。しかし、水谷さんはリモートワークだけにスポットを当てて開発したわけではないといいます。
「私はリモートワークというものは、ライフスタイルのごく一部だと考えています。そのためリモートワークだけにスポットを当ててパジャマスーツを作ったわけではありません。
例えば、50代や60代の方の中には宅配便が来た時にパジャマで出るのは恥ずかしいという教育を受けている人も多い。だからすぐ近くのコンビニに行く時でもきちんとした服装に着替えなきゃと考える人も少なくはないんです。
家にいても、ちょっとした外出でも、着替えないといけないと思うシーンを1着で対応できるように開発をしたのが”パジャマスーツ”です。」
3.最初は「売れるのかな」と不安もあったが社内でも反響が大きかった
働き方改革による服装の自由化、そしてコロナ禍から誕生したパジャマスーツ。現在でこそ大きな反響をよんでいますが、水谷さん自身も開発当初は本当に売れるか不安もあったと言います。
「私自身は開発した当初”これ本当に売れるかな?”と思っていました。これまでフォーマルなスーツを販売し続けてきた販売員のみなさんが、この商品をすすめたい!と思う気持ちになれるかどうかが見えなかったからです。
ですが、弊社の会長がこの商品を『100年に1度の発明だ』と言うほど感動してくださって、本気で提案しようと声をかけてくれました。
実は”パジャマスーツ”という名前も会長が名付けてくれたものです。私は当初”リビングスーツ”という案もありましたが、サンプルを見た会長が『これは”パジャマスーツ”だ!』と言われ、そのキャッチーさが気に入りこの名前に決まりました。
会長が気に入ってくれたこととパジャマスーツという名前のユニークさ。そこに販売員のみなさんも魅力を感じられたようで、リリースした時には海外からも問い合わせが多くありました。」
4.紆余曲折を経て誰でも手に取りやすい値段と素材にこだわった
パジャマスーツの魅力のひとつがコスパの高さです。通常スーツを買う場合は上下セットで数万円ほどの予算が必要ですが、パジャマスーツはジャケット、パンツ共に4,990円(税別)と、上下セットでも10,000円弱で購入できます。このような価格設定にした理由は、コロナ禍で頑張る人々を応援したいという気持ちが込められているそうです。
「コロナ禍になって多くの方の所得が下がり、物を買うということも苦しくなっていると思います。そんな中でAOKIの店舗に訪れた方に、これまで通りの値段のスーツをおすすめするのは、お客様からしても苦しいだろうと考えました。
そこで価格帯を下げてお客様が買い求めやすいと思ってもらえるのと同時に、AOKIの新しいスタイルとして、パジャマスーツの存在も知ってもらえたらという想いから上下で10,000円以下で購入できるようにしました」
手ごろな価格で購入できるパジャマスーツ。水谷さんは開発に当たっての一番の課題は素材だったと語ります。
「パジャマスーツの開発に一番苦労しながらもこだわったのは素材です。パジャマスーツは、リビングルームで寝転んでリラックスしている時から少し自転車に乗って外出したりするアクティブな場面でも着ることを想定しました。
そのため実用性に富んだポリエステルやストレッチ性のあるポリウレタン素材、そして人肌に優しいレーヨンを絶妙なバランスで配合しています。ポリエステルだけで作ることも簡単にできるのですが、人肌にたくさん触れるのでできるだけ心地いいと思えるようにしたいというポリシーがありました。
素材の柔らかさはぜひ店頭で触って確かめてもらえたらと思います」
4.パジャマスーツをTPOレス※に活用して欲しい
※「時と場合」を意識せず汎用的に着こなせるファッションをさす
変わりゆくビジネスファッションのお助けアイテムとして誕生したパジャマスーツ。自宅でのリモートワークにもおすすめですが、水谷さんはそれだけはなく様々な場面で活用して欲しいといいます。
「パジャマスーツは汎用性をテーマに開発しています。家でゴロゴロしたい時でも、カフェに行きたい時でも、ショッピングに出かける時でも、自転車に乗る時でも、TPOレスに使っていただけたらと思います。『今日はちょっとシャキッと決めていきたい』という時に気軽に持ち出せるアイテムとして活用頂けたらうれしいです」
パジャマスーツは、普段の私服とも合わせやすいように作られているそうです。
「男性向けパジャマスーツの場合は白シャツやチノパンなど、普段の私服とも合わせやすいデザインや色選びをしています。スーツのようなしっかりとしたデザインやカーディガンのように女性も着られるようなゆったりめのデザインもあるので、好きなコーディネートに合うものを選べると思います。
女性向けのパジャマスーツも、一着あればキレイめのコーディネートに着回しできるデザインで、スーツという感覚よりは”今日は少しフォーマルにしたい”という時の選択肢としてパジャマスーツを使ってもらえたらと思います」
現在、パジャマスーツは秋・冬用が発売されていますがこの4月からは春・夏用デザインも登場するそう。
「春夏のパジャマスーツは冷感性にこだわっています。リヨセルという吸水性も高く、冷感効果のある素材を使用することで触るとひんやり冷たく感じられる製品となっています。
その他にも、ポリエステルで作ったパジャマスーツも発売予定です。こちらは速乾性があり洗濯してもすぐ乾き、アイロンを掛けなくてもシワにならない製品となっています。パジャマスーツを着たまま、サッカーのような激しい運動もできますよ(笑)」
5.コロナの時代を経てさらに変わりゆくビジネスファッションの在り方
社会の変化に先駆けてパジャマスーツを開発し、大きな反響を呼んだ水谷さん。そんな水谷さんに、今後ビジネスファッションはどのように変化していくのか尋ねてみました。
「コロナを経てからの働き方改革はさらに加速していくと思います。それに伴って、服装の自由化はより多くの企業へと広がっていくでしょう。裏地・芯地・肩パットをつけない構造のアンコンジャケットや、弊社のパジャマスーツも浸透していくと思います。
ただ、その一方で従来のようなクラシックスーツのニーズも再び高まってくると予想しています。服装の自由化と言ってもスーツがダメというわけではありません。どちらも着てみて、やはりスーツの方が良かったと原点回帰する人は出てくるのではないでしょうか。
加えて、現在学校ではSDGsの教育なども取り入れられているので、環境に配慮した商品かどうかを重視する方も増えてくるのではないかと思います」
6.ビジネスウェアのAOKIからライフ&ワークウェアのAOKIへ
働き方改革による服装の自由化で「どんな服装で仕事に行けばいいか分からない」という方のために、”パジャマスーツ”という新しいスタイルを提案した水谷さん。
働き方の変化によって仕事と生活が同価値となっていく中で、よりお客様のライフスタイルに寄り添ったご提案ができるような商品を開発していきたいと考えています。店舗に訪れる方が仕事のためにスーツを買いに訪れるだけでなく、ライフスタイルに合った洋服を選ぶためにお越し頂けるような存在になれたらと思います」
水谷さんは早くも次の秋冬に向けて新作のパジャマスーツの開発も進めているそう。新しいライフスタイルウェアを提案するAOKIとパジャマスーツの今後に目が離せません。